石川県能登町・JX通信社 連携協定を締結、直後の豪雨でも災害情報を収集
石川県能登町と、「NewsDigest」を提供する株式会社JX通信社は、能登半島地震を受けた能登町の今後の災害対応力強化を目的に、9月20日に情報収集および発信の効率化・迅速化に関する連携協定締結式を実施しました。
直後に石川県内で発生した線状降水帯による豪雨でも、SNSや「NewsDigest」からの情報を収集し、「FASTALERT」と「NewsDigest」のリアルタイム防災マップを通じて町役場やユーザーの皆様に随時提供しています。
■ 協定内容
・「FASTALERT」を活用した行政側の情報収集・発信方法のDX化に向けた企画・支援
・「NewsDigest」を活用した住民側の情報収集・発信方法のDX化に向けた企画・支援
・能登町のDX化に推進に関する企画・支援
・その他、前条の目的を達成するために必要な事項に関すること
当社が自治体との連携協定を締結するのは8例目となり、北陸地方では初事例です。特に今般は、能登半島地震での教訓をもとに、課題解決に向けた取り組みを目指して、連携協定を締結しました。
※「FASTALERT(ファストアラート)」はJX通信社が運営する、SNSやNewsDigestから寄せられる住民の目撃情報などを収集し、AIと有人監視によりデマや誤情報を排除したうえで配信するサービスです。
■ 大森凡世 能登町長 コメント
能登半島地震の際は、迅速な情報収集という点では後手に回ることがあった。
「FASTALERT」と「NewsDigest」は今後の災害対応に活かせると考えている。
「NewsDigest」は自主防災組織や消防団などの情報収集・発信ツールとして役立てていきたい。
■ 米重克洋 JX通信社代表取締役 コメント
昨今、災害が頻発・甚大化しており、膨大なデータの中から必要な情報を必要な時に使えるようにすることが災害対応力の向上に必要。また、昨今の激甚化かつ頻発化している災害への対応をしていくためには、公助の強化だけではなく、自助・共助の強化も同時並行で行なうことが必須と考えている。
北陸地方かつ人口2万未満の小規模自治体との取り組みはいずれも能登町が初めて。能登半島地震の教訓を踏まえつつ、小規模自治体での持続性のある防災DXを実現していきたいと思う。
■ 9月21日からの石川県内での豪雨災害について
本協定の締結翌日となる9月21日に、石川県内では線状降水帯が発生し、大雨特別警報が発表されました。奥能登地域では100年に一度レベルの豪雨となっており、復興途上にある地震被災地で被害が多数発生しています。
JX通信社では随時被害情報を収集し、「FASTALERT」「NewsDigest」を通じて同町に提供しています。詳細は「石川で大雨特別警報 線状降水帯で100年に一度級の豪雨 被害レポート」をご覧ください。
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