伊豆諸島の海底火山"ベヨネース列岩"に噴火警報 周辺海域で変色水が確認される

気象庁は26日19時30分、海上保安庁が同日実施した上空からの観測で、ベヨネース列岩（明神礁）付近で変色水が確認されたとして、ベヨネース列岩に噴火警報（周辺海域）を発表した。

ベヨネース列岩（明神礁）は、伊豆諸島･青ヶ島の南南東約65キロ付近に位置する海底火山。

今後、海底噴火が発生する可能性があるとして、周辺海域では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石やベースサージ（横なぐりの噴煙）に警戒するとともに、噴火による浮遊物（軽石等）に注意するよう呼びかけている。

海上保安庁が26日13時18分に撮影した画像からは、変色水が確認できる。

有史以降の火山活動の記録（海上保安庁）によると、同海域では2017年にも海面変色が確認されているが、噴火については、1970年を最後に確認されていない。